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CEDEC2023 に登壇してきました!技術デモプロジェクト編

こんにちは、 クライアントエンジニアの春田です。
8/23 (水) 〜 8/25 (金) で開催されたゲーム開発者カンファレンス CEDEC2023 にて、『「モバイルの限界に挑み、会社の技術力を底上げする!」技術デモプロジェクトのポストモーテム』と題した講演をさせていただきました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!

講演資料はCEDiLにて配布しております。
CEDiLは無料で会員登録・閲覧が出来ますので、まだご覧になっていない方は是非ご確認ください。

国内最大級のゲーム系カンファレンスで発表するのは初めてだったので、少し緊張してしまいましたが、「うちでもやってみたい!」といったような、感想をいただき、皆様のお役に立てたのならば幸いです。

本記事では、CEDECの場で話しきれなかった補足内容をフォローアップしていきます。

講演概要

講演では、年明けにリリースした、PRINCIPLESという技術デモアプリの制作を皆様と振り返らせていただきました。PRINCIPLESに使われている技術の紹介、プロジェクトの成り立ち、途中発生したインシデント、そして、完成・リリースした後のフィードバックまでを振り返りました。

PRINCIPLESのその後の活動

講演では、「このような姿勢・取り組みの発信を、継続していくことが重要」と申し上げました。質問でも、その後継続して具体的に何をしているのかなどお尋ねいただきました。その場で簡単にはご回答しましたが、せっかくですから、ここで掘り下げて共有したいと思います。

チーム

PRINCIPLESのチーム自体は、リリース後に一旦解散しました。PRINCIPLES開発には数十人が関わっていましたが、現在はそれぞれメインプロダクトに戻り、PRINCIPLESの成果を還元しています。しかし、一部のメンバーは領域ごとに分かれて残り、また新たなメンバーを迎え入れ、PRINCIPLESでやり残したことの研究開発を続けております。私もその残ったメンバーの1人で、2人が継続、新規に3人を迎え5人のチームです。

週に一度集まり、進捗共有をしつつ新たな課題に対する解決策のアイディアを議論したり、他プロダクトの状況を持ち寄ったりしています。

アクションの研究開発

そのチームでは、「プレイヤーアクション」に関する部分を中心に研究開発をしています。

▲クライミングのアクション

PRINCIPLESでは、外部のアセットを購入して使っていました。基本的なアクションについては満足できるのですが、様々な地形を駆け回るようなアクションを想定すると、より柔軟性が高く拡張し易いシステムが必要でした。

PRINCIPLESがリリースされてからの半年間、開発を進めてきてシステムとしても形になってきています。クライミングやパルクールといった近代的なアクションへの対応も進行中です。また、実際に作ってみることで、どんな問題が立ちはだかるのかというノウハウも蓄積されました。開発中の新規タイトルへの導入・評価も現在進めているところです。

グラフィックスの強化も終わらない

また、別チームでは引き続き、グラフィックス面での表現技術の研究開発を行っております。一部は、過去の記事でもご紹介しました。

PRINCIPLESでは屋内中心でしたが、屋外においては天候変化や時間変化、オープンワールドならば、地形やアセットの効率的なロード管理も必要です。また、講演内でもお話したフェイシャルの研究も引き続き行っております。

まとめ

PRINCIPLESのその後の取り組みの一部を、改めてご紹介させていただきました。PRINCIPLESはリリースして終わりではなく、引き続き活躍してくれる資産となっています。

コロプラでは、「技術革新と効率化でモバイルゲームNo.1を目指す!」という目標を掲げ、日夜、最新技術の研究開発に力を入れており、この取り組みは今後も続いていきます。モバイル分野の最新の表現・技術に挑戦してみたいという方を集しており、"新しい体験"を一緒に創りだしていただけるクリエイターのご応募をお待ちしております!

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